長法寺(ちょうほうじ) 天台宗 清巖山長法寺(てんだいしゅう せいがんざんちょうほうじ)
長法寺は、天台宗延暦寺の末寺で、京都洛西観音霊場 第九番札所です。
延喜10年(910年)に、三井寺の開祖である智証大師の弟子の、千観上人によって建立されました。
寺伝によれば、諸国を巡礼していた千観上人がこの地に滞在していた時に、夢に観世音菩薩が現れて「この地に留まって寺を建てよ」 とのお告げがあり、お堂を建てて十一面観世音菩薩をおまつりしたのが長法寺の起こりと伝えられています。
かつては広大な寺であったのですが、応仁の乱で焼失したと伝えられています。 平安時代の仏画二大傑作のひとつといわれる、国宝「絹本著色釈迦金棺出現図(けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず)」 (京都国立博物館 所蔵)を、近年まで所有していました。
境内には、清涼水が湧き出る「溺泉(おぼろのいずみ)」があり、春にはヤマブキ、冬には寒椿が楽しめます。
Webサイト:長岡京市役所HP 長法寺 http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000001273.html
拝観時間: 9時〜17時
拝観料 : 無 料
駐車場 : P有り (約10台)
その他 : トイレ有り(バリアフリーではありません。)
参拝のみでしたらスロープで移動できます。
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- 所在地:長岡京市 長法寺 谷田16
- 電 話:075-951-9075
- 交 通:阪急「長岡天神駅」から約2.0q 徒歩約30分
JR「長岡京駅」から約3.0q 徒歩約45分
阪急「西山天王山駅」から約3.1q 徒歩約46分
阪急バス 光明寺循環「長法寺」停留所から徒歩約5分
概 略
- 市内で唯一の天台宗のお寺。延暦寺の末寺。
- 京都洛西観音霊場 第九番札所。
- 千観上人が開基。
- 御本尊は、十一面観世音菩薩。
- 境内には、山号の清巖山の由来になったとされる「溺泉」があり、湧き出る清涼水は枯れたことがないといわれている。
- 寺伝によれば、一時は七堂伽藍が整い坊舎も十二院ある洛西での大寺だったが、応仁の乱で焼失したといわれている。
- 市指定有形文化財
三重石塔…千観上人の供養塔と伝えられる。鎌倉時代。高さ2,05mの花崗岩製。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)…南北朝時代前期頃。高さ1,72mの花崗岩製。
- 国宝「絹本著色釈迦金棺出現図(けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず)」(京都国立博物館 所蔵)をかつて 所有しており、現在はその模本(大正9年に描かれた写し)が同寺に保管されている。
この模本は、毎年3月15日以降一週間ほど、一般に公開される(念のため事前に電話連絡が必要)。
- 国宝「絹本著色釈迦金棺出現図」
…高野山の平安時代後期作の涅槃図と並ぶ、平安時代の仏画二大傑作のひとつといわれている。
- 「絹本著色釈迦金棺出現図」をベースに描かれた「平成釈迦金棺出現図」は、一般公開は未定。
- 平成25年度に境内が整備され、春にはヤマブキ、秋には紅葉、冬には寒椿が楽しめる。